2015年4月9日木曜日

私の覚書 「物語」の味付け(その1)


あなた(クライエント)の物語(ストーリー, story)を終わらせる手伝いをするという視点から取り組みの流れを考えてみる。

あなたは生まれてからこれまでずっとある物語を生きてきている。あなた独自の出来事の連続の中で今も生活している。

問題やトラブルを抱えている人。幸せな人。いずれにしても、人はある傾向の味付けをもった物語を毎日生きている。

さらに言うならば、その味も香りもいつも同じである。物語の味付けがいつも同じなのはわけがある。それは、あなたが自分で選んでいる味付けだからである。好むと好まざるとにかかわらず、同じもの似かよったものを選んでいる結果なのだ。自動的に、意識することなく選んでいる。

ところで、その味は12歳ごろには決まる。

性格構造も12歳までにその原型が出来上がる。そして、そのころある信条をあなたは持つようになる。信条は信念、思い込み、 ビリーフ(belief)などとも言われている。あなたの生活はその味付け(信条、思い込み)がベースとなっている。歳を重ねても味付けは同じであり、自分で味を変えたいと思わない限り変わることはない。(その2につづく)