2015年4月10日金曜日

私の覚書 「物語」の味付け(その3)


さて、物語に伴う不自由さ・偏りは「ボディナミック自我機能」に現れる。「ボディナミック性格構造」にも現れる。「骨格筋」にも現れる。物語の中で人は行動したりしそこねたりもしている。それで、ある性格傾向、あるいは何時ものやり方としてさまざまな偏りが外部に現れでて人の目にもとまる。

ボディナミックスのセラピストは、ボディナミック自我機能・ボディナミック性格構造・骨格筋の知識をマトリックス(matrix, 母体、基盤、土台)としてもち、ボディノット(BodyKnot)というコミュニケーション・メソッド(道具)を使って対話を進めていく。クライエントとの対話と自分自身の身体や思いとの対話を同時進行で行いながら、骨格筋への働きかけやエクササイズ指導をしながらクライエントの支援を行う。

エクササイズを通してクライエントが身体の感じを取り戻していくよう、骨格筋への働きかけも積極的に行う。 物語を終わらせながらエクササイズをすることで、人としてのバランスが少しずつ戻ってくる。

そうしているうちに、次第に物語の味付けも変わってくる。その物語の味付けと香りは、料理のように他の人にもその違いが伝わって行くようになる。


そして、その分だけ「心の平安」と「生きる希望」がもどってくる。また、自分だけではなく周りの人たちへも目が向くようになってくる。家族や職場での人間関係も変わってくる。