2016年9月25日日曜日

覚書 ニューロセプションとポリヴェーガル理論

ニューロセプションとポリヴェーガル理論

ニューロセプション(Neuroception、ポージェス博士の造語):その意味するところは、神経システムがリスクを評価し一番適切な神経的な反応を引き起こし私たちを守っているということである。頭で考えてするのではなく、神経レベルにおいて起きていること。

さて、意識の力ではコントロール出来ないところで神経反応が起きている。そして、無意識レベルの神経反応は「安全」をいつも求めている。つまり、無意識の生理反応が起きている。

私たちは安全を求める。無意識の神経レベルにおいて、いつも自分を守ること(=「防衛」)をしている。防衛できるならば安全を確保できるからである。そして、防衛あるいはサバイバルのために、三つの神経レベルが関係している。また、それぞれの神経レベルで起きていることは具体的な行動としてあるいはその現れとして現れ出る。

それらの行動とその現れは、人とつながり愛と思いやりの中で生きること・逃走/闘争でいきること・凍り付きのなかで生きることの3タイプに分かれる。

ポリヴェーガル理論は、その三つのレベルにおける自律神経の働きの理論化である。
つまり、社会性神経(迷走神経腹側複合体、神経レベルにおける一番新しい安全確保の方法)・交感神経(その次に新しい防衛対策)・副交感神経(迷走神経背側複合体、一番古い防衛対策)の反応のことである。


参考サイト:http://www.banyantree8.com/blog/images_mt/Polyvagaltheory1215.pdf