2014年3月8日土曜日

Q. 20 困った生き方に関連する出口の見えないような問題は、薬だけで解決するか?

薬だけで生き方まで健康にはできません。
そのような薬があれば、ーーー恐ろしい。

生き方が健康的でないと、薬物療法だけでは回復できない諸問題で苦しみ続けることになります。

例えば、熱心かつ献身的に働きすぎて燃え尽きた会社員、生徒指導や保護者、同僚とのかかわりの中で傷つき仕事を続けることができなくなった教師。このような病的状態が「結果」だとするとそれには必ず「原因」があります。

人は性格構造のままに生きるし、突如として災害などに見舞われた場合は別として、生きたように死んでいくものだと思っています。

いわゆる精神的な病気はなく、「精神的にやんでいる」状態が生じているのならば、誰でも性格構造のまま生きてきた生活の延長線上に何か思い当たることがあります。

数例を挙げるとーーー、さまざまな心残りや怒り、悲しみ、未解決の人間関係、(12歳頃に強く思い込んでしまった)信条/信念によりやってしまったことなどには、薬物療法は解決をもたらしません。

時間と手間とエネルギーを使って問題解決の取り組みを行うしか方法はありません。そして、それにはさまざまな方法があります。ボディナミックスはその一方法です。性格構造・自我機能・骨格筋をその母体として展開するセラピーです。

性格構造(発達課題に伴って生じた人それぞれの偏りの数々)と自我機能(グラウンディング:地に足がついており現実認識ができている。センタリング:自分の中心をしっかりと保っている。バウンダリー:人間関係や生活において境界線の管理ができている。これらを含めて全部で11のボディナミックス自我機能があります。)と関連する骨格筋を活用して、ピンポイントで問題状態からの回復支援を行います。

最後に、はんだカウンセリングハウスでは、目的として「健康的な生き方を取り戻す!」とHPに書いています。宗教か?カルトか?と思われる方がおられるかと思います。違います!精神的にやんでいる状態を「生き方の問題」としてとらえているので、このように目的を掲げました。薬の力が届かないところでお役に立てれば幸いです。

HPもどうぞご覧ください。はんだカウンセリングハウス

2014年3月6日木曜日

Q. 19 はんだカウンセリングハウスは、宗教の隠れ蓑か?

特定の宗教とは一切関係がありません。
伊予エマウスの家は、愛称です。

この愛称がキリスト教を連想させるかと思います。この名称は、聖カタリナ学園で長年にわたりお世話になったシスター(聖ドミニコ宣教修道女会の修道女)からいただきました。エマウスは、聖書に登場する地名です。

愛媛県松山市にある聖カタリナ大学や聖カタリナ女子高等学校などは、聖ドミニコ宣教修道女会が経営しています。詳しくは、ホームページでご確認ください。

はんだカウンセリングハウスの主宰者である私は、18歳の時に洗礼を受けたクリスチャン(キリスト信者)であり、キリスト教は私個人の信仰です。そして、ボディナミックスというセラピーのプラクティショナー(実践者)としての活動を仕事として始めました。


私たちは、Be(個人)→Do(行動、すること)→Have(結果、成果)→Be→Do→Have→Be----→Haveのサイクルをぐるぐると生きている。このサイクルで説明すると、クリスチャンの「はんだ」という個人が、ボディナミックスのプラクティショナーという役割でもって行動している。そして、その活動の場が、はんだカウンセリングハウスと言うことになります。

HPもどうぞご覧ください。
はんだカウンセリングハウス

Q. 18 ホワイト・ホール (White hole)とは何か?

もう一つの「盲点」です。

ボディナミックスでは、ホワイト・ホール (White hole) は「自分にとっては分かりきったこと、あるいは当たり前のこと」の意味合いで使います。 また、自分には分かっていないことの盲点は、ブラック・ホールと呼びます。

もともと宇宙物理学分野で使われる用語のようですが、ホワイト・ホールという表現の方は日常ではあまり耳にする機会がないと思います。

分かりきったことが盲点にどうしてなるのでしょうか。

例えば、性格構造が思考型の人は、恐れについては分かりきっていますが怒りについてはよくわからない感じがあります。その真逆の情動型は、怒りは当たり前のことですが、恐れについてはあまり良く分からない人です。

さて、思考型の人と情動型の人が、恐れと怒りについて対話するとどうなるでしょうか。

ホワイト・ホールのまま、つまり、自分にとって「分かりきったこと、当たり前のこと」前提の会話だと、お互いに話のピントは合いません。相手にも分かりきっていることであると思い込み、説明や配慮の必要性に気づくことなく話をすることがその原因と言えるでしょう。

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