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2017年5月2日火曜日

アディクション(依存症)になりやすい性格構造

アディクション(依存症)になりやすい性格構造

それは、自律の性格構造と呼ばれている。乳幼児の発達においては、8ヶ月~2歳半までの時期のことである。

ボディナミックスでは、セラピーの道具の一つとして性格構造を活用する。その中でアディクションとの関係が深い性格があることが知られている。

ボディナミック性格構造とは、600名の子どもたちの追跡調査結果をまとめたものである。健康的でバランスの取れた性格・前期の性格・後期の性格とに分けて分類している。

それぞれの時期の前期あるいは後期において、乳幼児にとって何らかのショッキングなことがあると、性格の偏り(防衛)が生じる。

さて、自律の時期(8ヶ月~2歳半)の発達テーマは、「好奇心や衝動を持つこと」である。前期 / 後期の特色をまとめると次のようなことが上げられる。

(前期の傾向)
助けてもらう、ということが分からない
何か上手くいかないと、自分が悪いと思いがちである.
居心地の悪いことがあると、行動で逃げ始める.
衝動は強いが、それが何なのかの認識が持てず言葉にもできない.
批判に弱い.
他者のコントロールを敏感に感じ取るので人に操作されない.
人に賛同されないと意欲・衝動・エネルギーを失いやすい.
空っぽ、何もないぽかんとした状態に入ることがある.
無気力で外からの刺激がないと反応しない.外からの衝動に合わせることで、衝突や拒否を避けている.
いつも逃げ道を準備しており、深く関わらない.(コミットすると自らの情動に発する衝動を失ってしまうので)
他の人の衝動にすぐ気づくので、人が何をしたいのかはよく分かる.
「助けてください」と言うと、やらなければいけないことが増えるような気がして、なんだか面倒だ.人の手助けはとても上手である.

(後期の傾向)
人に助けてもらう自分には価値がない.自分には助けはいらない.
他人のコントロールに敏感で、いつも主導権を握って行動していないと自己価値がないと感じる.
居心地の悪いことがあると、言葉で逃げる.
多くの衝動を持ち、いつもおしゃべりをしている.チャーミングで一緒に居て楽しい人.
失敗しても絶対にめげない.
「そうですね」と同意したら自分がなくなる感じがする.
自分の問題を否認する達人である(自分自身の弱さをあからさまにすることに耐えられないので).
いつも活動的で動き回り、何事でも率先してやる.(そのように忙しくしていることで嫌な思いなどを感じないようにしている).
常に頭が忙しく動いている.
目の前に見えないものは頭からなくなり、恩を忘れややすい.
人とつながると自分を失う恐れを持つため、コミットメント(関わり合うこと)/約束事(友情・結婚・住居・役職・恋愛など)ができない.
自分に自信が持てない.
あらゆる状況をコントロールしたい.
親密な関係に入る場合には、「私がいないとあなたは生きていけない」ようにコントロールする.

なお、自己チェックしてこれらのことが該当しない人は、この時期の発達に関して、健康的でバランスの取れた性格構造の持ち主である。

前期は衝動が持てなくて心地悪いし、後期は衝動を抑え込んでいて心地悪い状態である。このような状態とアディクションとは関係が生じやすい。なぜならばアディクションとは心地悪いので「心地よさ」へと逃げている状態であるからである。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

2015年12月2日水曜日

覚書 意志(Will)の時期の発達:2歳〜4歳 その④

発達課題:私には物事や方向性を選択する意志と行動する力を持つ権利がある.

この時期の発達テーマは、「力(power)」です。また、この時期の子どもたちはとても愛他的でもあります。例えば、親の手伝いを一生懸命にしようとします。

さて、この時期に、子どもが何らかのショッキングな体験をもつとしましょう。その子が大人になると次のような偏りが性格構造に生じます。

意志の前期に該当する人の特長のうち、際だったものを少しだけ紹介します。

・自己批判、自己犠牲の人.他の人を喜ばし奉仕するために、自分自身の力と選択の感覚を諦めている.
・白黒思考。二極の間がないので、一つのことで注意されると自分が全面否定されたとすぐ思う.
・完全主義者であり、「ネバナラナイ」との思いが強い.
・愛他的なのに自分には何か足りなくてダメだという感じをもっている.

意志の後期に該当する人の特長のうち、際だったものを少し紹介します。

・批判的な人。人を裁いていると自分が指揮をとっているように感じる.
・人のせいで自分は苦しんでいるとの被害者意識が強い.
・問題が生じたり上手くいかないことがあると、全て人のせいにする.
・全てのことに儀式みたいなルールを持っており、よく動くが自分流.(例:お茶はこれが良い。このようにお茶をいれて、このように飲むものだ.)

性格構造については、これまでのブログで説明してますのでそちらをご覧ください。この覚書をふくめて、これまでに胎内3ヵ月目から4歳までの発達課題を取り上げています。

例えば、いつも引っ込み思案でおとなしすぎる人、いつも出しゃばりで騒々しすぎる人、すぐに絶望的になる人、人が信頼できない人、自尊心(Self-worth)が低く自信がもてない人、助けを求めることが出来ない人、お世話焼き過ぎる人、コントロール過剰の人、批判的な人、白黒思考で完璧主義の人、アグレッシブ(aggressive, 攻撃的)な人など、このように偏った人に共通する性格の「バランスの悪さ」は、4歳までの生活に遠因があります。

4歳までの生活が幸せに生きることの基盤となる。このように言っても決して過言ではないと思います。ワークライフバランスを考える上で、見落としたくない、あるいは優先順位を間違えてはならないことかと思います。

親の責任は、幸運な次世代を育てることかと思います。そのための大きなヒントが「ボディナミック性格構造」にあります。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

2015年11月7日土曜日

覚書 自律(Autonomy)の時期の発達(8ヶ月〜2歳半) その③

 さて、何らかの依存症(アディクション)を持つ人との面談では、この時期の体験がまず気になるところです。依存症(アディクション)の定義の一つは、「何か心地よいことへの逃避」です。

 大人になって何事にも好奇心がもてず衝動が感じられない人は、アルコールや薬物、ギャンブルなどで空虚さを埋めたくなるからです。また、衝動を止められて気分の悪い人も何か心地よいことをつい求めてしまいます。

「性格構造」の形成を具体的に考えていくとき、乳幼児時期の母子関係の重要さを認めざるを得ません。なお、12歳までに性格構造はできあがるとボディナミックスでは考えています。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

覚書 自律(Autonomy)の時期の発達(8ヶ月〜2歳半) その②

 健康に生まれた600名の赤ん坊たちの追跡調査をまとめたものが、ボディナミック「性格構造」と呼ばれるものです。

 自律の時期を例に挙げます。この短い期間の前半分の時期に幼児にとって何らかのショッキングなな体験があると「ある偏り」を持つようになり、後半分の時期にショッキングな体験があると「また別の偏り」を持つようにとなります。

 さて、この時期には、どのような性格の偏りを持つようになるのでしょうか。このような体験を持つ幼児が大人になっていくと、どのような人になるのでしょうか。

 少しだけ例をあげてみます(資格講座の学びより)。

前期タイプの人の偏り:衝動や感情を簡単に失ってしまう。空っぽでポカンとした状態に入ることがある。居心地の悪いことがあると行動で逃げる。助けてもらうと言うことが分からない。衝動は強いがそれが何なのか認識が持てない。何か上手くいかないと、自分が悪いと思いがちである。批判に弱い。他者のコントロールを敏感に感じ取る。外からの刺激がないと反応しない。人の衝動にはすぐに気づくので、人が何をしたいのかはすぐに分かる。人の手助けは上手であるが、自分から「助けてください」というと仕事が増えるようでなんだか面倒くさい。

後期タイプの人の偏り:心地よくない感情を避けるために、居心地が悪いことがあると言葉で逃げる。助けてもらう自分には価値がなく、自分には助けはいらない。主導権を握って行動していないと自己価値がない。おしゃべりで多くの衝動を持っている。失敗しても絶対にめげない。他の人に「そうですね」と同意したら自分がなくなる感じがする。自分の問題を否認する達人でもある。いつも活動的で忙しくしている。目の前に見えないものは頭からなくなり、恩を忘れやすい。自分に自信が持てない。人とつながると自分を失うという恐れを持っており、コミットメント(人と関わり合うこと)/約束事(友情・結婚・住居・役職・恋愛など)ができない。あらゆる状況をコントロールしたい。親密な関係に入る場合には、「私がいないとあなたは生きていけない」ようにコントロールする。

 偏り具合にはさまざまな程度があるかと思いますが、思い当たることがある/ないでチェックすると、大雑把にどちらタイプか分かるかと思います。

 もちろん、偏りのないバランスの取れた状態(=健康的な状態)もあります。「自分自身の衝動や感情に気づいており、そのことを知りながら行動できる」ならば、健康的な状態の人と言えます。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

覚書 自律(Autonomy)の時期の発達(8ヶ月〜2歳半) その①

 この時期の幼児は好奇心と衝動を持つようになり、「あっ、あっ」といって人差し指で何かを指しては、それによたよたと向かっていきます。親は、幼児の後を追って動き回り疲労困憊します。転んで擦り傷を作ったりして目が離せない時期です。

  その子の好奇心と衝動をほっておかれたり、ストップをかけられるとどうなるでしょうか。その幼児は、衝動を失って諦めてしまうか、衝動を抑え込み不機嫌になります。

 ボディナミックス(Bodynamic system)では、この発達時期のテーマを「衝動と好奇心」と呼んでいます。繰り返しますが、「私には好奇心と衝動を持つ権利がある!」というのが8ヵ月から2歳半までの発達課題です。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

2015年4月13日月曜日

私の覚書 性格傾向(偏り)の一つ

私の性格構造の偏りは多々あるが、その中で特に改めたいと意識していることがある。それは、価値と規範に対する姿勢(Stance Toward Values and Norms)の偏りである。

ボディナミック自我機能の一つにPositioning(ポジショニング、位置)がある。この自我機能の意味するところは、a. 人生に対する姿勢、b. 力を維持すること、c. 自分の足で立つこと、d. 価値と規範に対する姿勢、e. オリエンティングである。

私は、価値観や規範に関することを語ることが弱い。人を恐れるあまり、自分の価値観やこうだと思う規範を語らないで過ごしてきている。このことは、骨格筋の萎えた弾力(回旋筋、erector spinae at the spinous processes - rotators)とも一致する。一致すると言うよりも、Bodymap(ボディマップ)により初めてその傾向を意識するようになった。


間違ったことを言うのではないか、不適切なことを書くのではないか、誰かを傷つけたり気分を害することを言うのではないか、攻撃されるようなことを言うのではないか、などとつい考えては機会を逃す。こういう姿勢を改めて、ともかく発信していくという努力を続けたい。

2015年4月6日月曜日

私の覚書 子育て

ボディナミック自我機能の一つに境界線がある。境界線(バウンダリー)が欠落していると人間関係はかなりきつい。

また、「待てるということ、我慢できるということ」は「境界線をバランス良く管理して生きる」ということに通ずるところがあると思う。

我慢すること、待てること、これらのことは境界線の管理に欠かせない要素である。我慢すべきところで我慢ができない。あるいはしなくていいところで我慢することもある。その反動も出る。また、それらのどちらかの見分けがつかないこともあろう。

いずれにしても、その結果、人間関係は不調となる。

自分自身との関係において、また人との関係で「待てない」人、「我慢できない」人は境界線の管理が上手く出来ない人と重なる。そして、幸せになる可能性が低くなる。

お節介したいのを我慢してみる、口出ししたいのを我慢してみる。何か欲しいものを買うのを待ってみる。「待つこと、我慢すること」を工夫してみたい。待てない自分であっても、幼児期に待てる子に育ててもらっていないことを嘆いているだけでは情けない。


*物事を短絡的に理解する傾向のある母親へのメッセージ:仕事優先ではなく専業主婦として十分な時間を子どもに捧げているから、私の子どもは大丈夫だ思わないこと。過保護・過干渉の母親、自分優先の母親、スマホ依存の母親、情緒不安定などの母親 etc.には別の側面からの自省と子育て対策を促したい。自分がしていることを短絡的に「良い悪い」と思うのではなく、「どのようであるのか」を確認するとよい。すべてはそこから始まる。

私の覚書 母親が育てる vs 保母さんに子育てしてもらう

マシュマロ実験の様子をYou-tubeで見ることが出来る。
しばらく前のことであるが、そのオリジナルの実験結果について、ボディナミックのワークショップで講師のLisbeth Marcher から次のように聞いた。

我慢して待てた子は、大きくなってから幸せにになった。
我慢できなかった子は、大きくなってからいろいろと大変な人生を送ることとなった。

自分の子どもは健康で幸せになってもらいたい、と親は懸命に子育てする。しかし、なぜか結果的に自分が「毒親」となることも多々ある。懸命に働き子育てしたのにどこに「足りないところ」があったのか。

ボディナミック性格構造は健康に生まれた600人の赤ん坊を12歳になるまで追跡調査してまとめたものである。性格がどのようにできあがっていくのかが具体的にまとめてある。3歳児神話だなんだかんだという前に、この調査結果を知り、どのように子育てをしていくのかを自分で考えてみる必要がある。


ボディナミックス(Bodynamic system)は、日本では専門家にもまだあまり知られていない身体心理療法であるが、ヨーロッパでは身体心理療法のトップランナーである。ネット検索で確認できる。

2014年5月1日木曜日

Q. 22 人の話をどのように聴けばいいのか?傾聴・共感とはなにか?

 定義の一つですが、傾聴とは相手の世界に触れさせてもらうことであり、共感とは触れさせてもらったことを、相手の「ものの見方」のままに伝えることといえます。

 話し相手はいつも「気持ち」と「出来事」伝えようとしています。気持ちとは「感情や情動」のことであり、出来事とは「経験・行動(自分がしたこと・しそこねたこと)」のことです。なお、人は自分の行動については話したがりません。行動には責任が伴っていることをひそかに知ってますから。

 聴き手は、これら二つのことについて言語・非言語を介して相手の話の理解に努めます(=傾聴)。そして、「~と感じているのですね。~なので。」(=共感)と気持ちと出来事にふれていきます。

 これだけのことが実行できれば、すれ違いや誤解のない対話は可能になると思います。対話ではなく喧嘩になるようでしたら、多分、すぐに批判・アドバイス・意見・自己主張・説得・説明・人生論・無視・叱責・懇願・その他・などの内容でもって返事をしているかと思います。どうぞいつものコミュニケーションを確認してみてください。 


 しかし、問題解決にいたるまでの支援のやりとりはここにとどまりません。それで、ボディナミックスでは、「Bodyknot, ボディノット」というコミュニケーション・メソッドを対話のガイドラインとしていつも活用しています。このメソッドには、勿論、傾聴と共感も含まれています。

2014年3月6日木曜日

Q. 18 ホワイト・ホール (White hole)とは何か?

もう一つの「盲点」です。

ボディナミックスでは、ホワイト・ホール (White hole) は「自分にとっては分かりきったこと、あるいは当たり前のこと」の意味合いで使います。 また、自分には分かっていないことの盲点は、ブラック・ホールと呼びます。

もともと宇宙物理学分野で使われる用語のようですが、ホワイト・ホールという表現の方は日常ではあまり耳にする機会がないと思います。

分かりきったことが盲点にどうしてなるのでしょうか。

例えば、性格構造が思考型の人は、恐れについては分かりきっていますが怒りについてはよくわからない感じがあります。その真逆の情動型は、怒りは当たり前のことですが、恐れについてはあまり良く分からない人です。

さて、思考型の人と情動型の人が、恐れと怒りについて対話するとどうなるでしょうか。

ホワイト・ホールのまま、つまり、自分にとって「分かりきったこと、当たり前のこと」前提の会話だと、お互いに話のピントは合いません。相手にも分かりきっていることであると思い込み、説明や配慮の必要性に気づくことなく話をすることがその原因と言えるでしょう。

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2014年2月11日火曜日

Q.17 身体を感じることがなぜ大切なのか?


「ソマティック・マーカー仮説」(神経心理学者、脳研究者 アントニオ R・ダマシオ)の肝心なことは、「身体感覚がもたらす気分やイメージが、(数多くの選択肢の中から)一つを選択するということに関係している」ということです。

これは、どういうことでしょうか?私たちの日常生活は、朝起きてから寝るまで「選択」の連続です。さて今朝は何を着るか?Tシャツ?ポロシャツ?何を飲むか?コーヒー?日本茶?選択肢は二択ではなくもっと多いし、その選択内容は数限り無い。

身体の感じが分からず、また自分の気分(気持ち、情動)が分からないと、直感的に選択できず、生活に支障をきたすことになります。

ボディナミックス・セラピーでは、「身体はどんな感じか」と相手に尋ねたり自分自身の身体の感じを 確認しながらセッションを進めます。ボディナミックスで長年にわたり実践していたことと「ソマティック・マーカー仮説」は見事に一致したようです。
日々の生活や人生において適切な選択をするには、身体と気持ち(情動・感情)にアクセスすることが欠かせません。

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はんだカウンセリングハウス

2014年2月9日日曜日

Q.16 ソマティック・マーカー仮説とは何か?


「ソマティック・マーカー仮説」(神経心理学者、脳研究者 アントニオ R・ダマシオ)を箇条書きで紹介してみます。大脳皮質の前頭葉を損傷した人の研究を通して、A. ダマシオは次の共通点発見しました。

・共通点:身体の感じがつかめない( 身体の感じの例:そわそわする、はらはらする、心臓がドキドキする、顔が赤くなる、青ざめるなど)。
・共通点:情動が分からない。
共通点:理にかなった選択・決定(=判断)ができない
・結論:身体の感じと情動の認識は、「判断」には欠かせない。

*日常生活の体験の中で、心地よいことまたは心地よくないことの痕跡が身体に刻み込まれる。→somatic markers (ソマティック・マーカ-)という。
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2014年2月7日金曜日

Q.15 情動 (Emotions)と感情 (Feelings)は同じものか?

ボディナミックスでは、情動(Emotions)は大脳辺縁系、感情(Feelings)は前頭葉、本能 (Instincts)は脳幹とつながっている、と理解しています。従って、情動と感情は同じものとは考えません。脳研究の成果とも矛盾していません。

情動として7つ挙げられます。それらは、怒り(Anger)、恐れ (Fear) 、深い悲しみ (Sadness) 、喜び (Joy)、性的な喜びと楽しみ (Sexuality)、嫌悪 (Disgust)、恥 (Shame)です。これらの情動を感じて表現できることはとても大切なことです。

例えば、Sadness, Anger, Shameを取り上げてみます。毎日の生活の中で、自然に泣いたり・怒ったり・恥じ入ったりしながら暮らしている人は、情動が健康的に動いていると言えます。その逆は、情動が動いていない状態です。その場合は、「情動」ではなく「感情」だけで、メランコリーな気分でイライラしたり恥知らずな行動をとったりしているかと思います。後者のケースは、大いに問題があります。


お願い:Sexualityという用語を適切に説明している日本語辞書にまだ出会えていません。適訳があれば教えてください。

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2014年2月3日月曜日

Q.14 日本語のボディナミックス関連論文はないのか?
 
 ボディナミックス性格構造の紹介として、福岡女学院大学紀要論文(URL参照)があります。

題名:ボディナミクス(Bodynamics)について(その1)「性格構造」の概要
英文題名:On the Character Structures of Bodynamics
著者:原口芳博 (Haraguchi Yoshihiro)
URL:

2003年から2004年にかけてホームカミング主催で日本で始めて「基礎コース」(ワークショップ)が開催されました。講師は、ボディナミックス創始者のLisbeth Marcherの娘、公認ボディナミック・トレーナーDitte Marcher でした。その時の記録です。


【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

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2014年1月21日火曜日

Q.6 ニード(Need)の時期の不適切な親の行動は?

親の過保護・過干渉は、赤ん坊が「自分のニードを持つ権利がある!」の侵害になります。つまり、自分のニードを知ったり持ったりするチャンスを赤ん坊から奪っているとも言えます。その結果、この子はニードの分からない性格の人になります。

逆に、赤ん坊のニードに対して親が十分な注意を払っておらず、ニードが満たされないケースはどうでしょうか?親のとんちんかんな育児により、自分ではニードを伝えない性格の人になるとボディナミック性格構造では理解します。


ボディナミックス・セラピーでは、今日現在の問題を取り上げながら、どの時期の発達課題にどのような偏りが生じているのかを知り、具体的な問題解決の見通しを立てていきます。そして、問題解決と共に「偏った性格構造」がバランスを取り戻すように支援を行います。

【注意】ボディナミックスCharacter structures(性格構造)について詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

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2014年1月20日月曜日

Q.5 ニード(Need)の時期(誕生から1歳半)の発達課題は何か?

この時期の発達テーマは、「ニードを感じることとそれを表現すること」です。つまり、「私にはニードを持つ権利がある。そして、それが満たされる権利ある!」ということです。

この時期のかかわりの在り方が不適切であるならば、将来、この赤ん坊は自分のニーズが分からない人になったり、ニーズを知りながらも人には言わない人になっていく。

そして、誰に対しても信頼感がもてず人を信じることができなかったり、あるいはすぐに絶望的な気持ちになる性格の人となっていく。

詳しくは、Bodynamic systemの参考文献・資料を参照してください。それぞれの時期の性格構造は、前期型 (Early position)・後期型 (Late position)・健康的 (Healthy position)に分けて説明されています。

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2014年1月16日木曜日

Q.4 存在(Existence)の時期(胎内3ヵ月~生後3ヵ月)の発達課題は何か?

この時期の発達テーマは、「私には存在する権利がある」です。

存在することに安心感がないと、 "自分を守るため"に性格に偏りが生じます。性格構造(Character structures)としては、人と関わることを恐れて引っ込んでいく「思考型(Mental)」、あるいは、うるさく賑やかに存在をアピールしていく「情動型(Emotional)」のどちらかへの偏りが生じます。

また最悪のケースとして、両方への偏りもあり得ます。なお、「存在する権利」を実感している場合、いずれの方向にも偏りがなく健康的でバランスのよい人として成長していきます。私の場合、極端な「思考型」です。長年の人間関係の不自由さの根本原因をここに発見し納得しました。

存在のテーマの時期に、赤ん坊にとって「ショックなこと」があれば健康的な性格構造の形成は妨げられます。ただ、母親の胎内に始まる時期のことなので、大きくなった本人がいくら考えても分からないことであり、すでに起きた出来事でもあります。でも、その時のことは消えてなくならない。このことは理解しておきたいと思います。


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Q.3 ボディナミック性格構造とは何か?

健康に誕生した600名の赤ん坊を追跡調査してまとめたものと聞いています。
受胎後3ヵ月目から12歳までの間に性格が形成され、ティーンエイジャーの時期にさらに磨きがかかる、というのがボディナミックス(Bodynamics)の知見です。

発達課題(テーマ)に沿って7つの時期があります。それらは、存在(Existence):受胎後3ヵ月〜生後3ヵ月、ニード(Need):誕生から1歳半、自律(Autonomy):8ヵ月から2歳半、意志(Will):2歳〜4歳、愛とセクシュアリティ(Love / Sexuality):3歳〜6歳、意見(Opinion):5歳〜9歳、連帯とパフォーマンス(Solidarity / Performance):7歳〜12歳です。

人生を幸せに生きる大きな礎(いしずえ)は、4歳までに据え付けられるようです。子育てと性格形成について考える参考にしていただけると幸いです。


【注意】ボディナミックスCharacter structuresについて詳しく知りたい方は、HPの[参考文献・資料]を参照してください。このブログでは、私個人が理解していること・語りたいことを書いています。ご了解ください。

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